色彩でいう精神的自立って?

大人でも精神的自立で
苦しんでいる人は沢山います。

という、昨日のメルマガに対する感想を
いただきました。
ありがとうございます!

大人の場合は 基本の「色の言葉」に
それぞれの方が歩んでこられた
人生の色彩経験が合わさってきます。

だから
その方のバックグランドを知らなければ、
私の色彩体験の色メガネを通して
観ることになってしまいます。

なので、
お話を伺いながら、
一緒に 色彩の言葉を確認して
その方ならではの 自己表現を
そのまま、
その方自身に還していく作業をします。

  • 点数をつけられるとか、
  • 評価されるとか
  • 診断されるとか、
  • 決めつけられるとか、
  • 押しつけられるとか、

それらは いっさい しません。

色彩での自己表現は、
自分の人生を
自分の手に取り戻すことにも
活用することができます。

言葉で説明すると難しそうですが、

心のままに 表現して

ワクワクして

みずみずしい子ども心になって

元気になります!

今日は「精神的自立」を
色彩的に どのように考えているか
さらに お話しします。

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どんな色彩も

感じられ、表現できることが

「精神的自由」

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だと考えています。

パステル・トーンも
スモーキー・トーンも
ダーク・トーンも、
暖色も寒色も、

どの色彩を感じても良い。

どの色彩を表現しても良い。

どの色も 全部「自分」の状態です。
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キャンバスの上なら、
誰も傷つけることはありません。
安心して 自己表現することができます。

「自己表現」は「積極的選択」なんですよね。
自分で選んでそうしていることです。

一方、
無意識にそうしてしまっていることは
「消極的選択」です。

この「消極的選択」をして
困っていることのひとつを解決するために
「親殺し」という言葉があります。

これは
ユング心理学でいうところの
親の支配下から離れて、
自分の価値観で生きていくことを言います。
精神的に自立していくことですね。

「親殺し」なんて
あんまり良い言葉じゃ無いですが、
たまに「親離れ」を
そこまで激しい言葉を使わないと
自立できない関係性の方がいるんです。

自己表現すると、
自分の価値観も表れますので、
自分が どんなふうに
物事を見て、感じているのか
客観的に観ることができます。

なので
アトリエの思春期の子どもたちは
絵を描いたり、
創作したりしながら、

思考と感情と感覚で
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今まで周りの人たちから学んで
自分が身につけていた
さまざまな価値観を、
自分と対話し、確認しながら
ゆっくりゆっくり
精神的自立へ向けて成長していきます。

必要なことは受け取り、
必要でないものは
手放していく作業をしながら、
自分をどう社会で活かしていくのか
模索していくのです。

これは 思い立ったが吉日!
気づいたなら
何歳からでも できますので
ぜひぜひ
自己表現なさってみてください。

ということで、
今日は いただいた感想から、
「精神的自立」について
色彩の面からお話ししてみました!

(2020年10月16日発行メルマガより抜粋)