「質より量」の時代もあるよね

こんにちは!
アトリエの大西一惠です。

心のままに
創るものを決めて、

心のままに
画材を選んで、

心のままに
創ってみる。

すると
うまくいかないことが
あるんですよね。

壮大なイメージを抱いているのに
なかなか技術力が追いついてこない。

そんな時期に
どんな作品を作っているのか?

2つの視点から
エピソードを交えて、
お話ししたいのですが、
今日は その一つ目。

+++++++++

さっそく作品を見てください!

https://graciouswind.com/wp-content/uploads/2020/10/0209IMG_0007.jpeg

これは、
小学3年生の女の子
Fちゃんの作品です。

小学生の好きな食べ物ランキングで
上位3つは、
「お寿司」
「ラーメン」
「カレーライス」だそうですが、

その「お寿司」の
マグロと卵の握りです。
まだ、この他に3冊ずつあります。
ともかく同じものを大量に作ります。

そして出来上がると
お店屋さんを開いて
アトリエの他のお友だちに売ります。

その創作の様子が、
とっても楽しいのですね。

その楽しい雰囲気に惹かれて
みんな買いに来てくれます。

そして
大切に家に持って帰ります。

子どもたちって、
見た目より 実を取ると言いますか、
楽しかった時間を過ごした作品を
持ち帰りたがります。

例えば、
大人の目から見て
どう見ても「汚い」としか思えない
絵の具で創った色水を持ち帰りたい
と言います。

そんな時は、
ペットボトルに移して、
「こぼれないように、
フタをしっかり閉めておくね」と
声かけしながら、
持って帰ってもらいます。

いったい 何をしているか。
それは・・・

色水を創って、
色の変化に感動したり、
試行錯誤して実験したり、

その楽しかった時間を
大事に思うから、
持ち帰りたいんですね。

その気持ちを大事にします。

持ち帰って 飾ってもらったりすると
親御さんも その楽しかった時間を
受け止めてくれたと感じて、
安心するんですね。

また、持ち帰っても、
家で見向きもしなかったりします。
この時は、持ち帰ることで
満足したんですね。

ーーーーーーーーーーーー
この「満足」という感覚を
しっかり味わうことが大事です。
ーーーーーーーーーーーー

さて、話をFちゃんに戻すと
Fちゃんは、これまで充分に
その「満足」が満たされてきたので、
今度は、「分かち合いたい」気持ちです。

たくさんの人と、たくさん分かち合いたい。
それで、同じものをたくさん創ります。

「分かち合う」ことが目的の作品です。
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^

創り終えた後、
こんなにたくさん創った(自分、すごいよ!)
お友だちが喜んでくれた(自分、すごいよ!)

と、「量」をこなすことで
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
自己肯定感を高めている時期です。
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^

さらに、
手をいっぱい使って、
同じものを 同じ大きさに
何個も 何個も創ることで
手が使えるようになってきます。

それが5年後には
すごい作品になります。

この作品の紹介は、
また 明日。

大人の私たちも、
Fちゃんから学ぶことは、

人生で上手くできない時、
目の前の、自分のできることを
楽しく やっていること。

そうしているうちに、
技術が伴って
次の展開が起きてくる。

そういうふうに思いませんか?

(2020年10月17日発行メルマガより抜粋)