子どもを育てていく中で、やっと実感した いのちの うつしかえ

今日は、心に残っている本の紹介です。

「限りなく透明に凛として生きる」佐藤初女著

<出会ったいきさつ>

ヨレヨレと密室育児になりかけていたところ

そこから 引き出してくださったのは、

立川にある「マーティ助産院」の まりこさんです。

食の勉強会を主催させてもらったり、

ご飯作りのアルバイトをさせていただいたり、

育児サークルの運営をしたり…と

ヨレヨレながらも 

社会活動を 小さくさせていただきました。

そのおかげで、なんとか自分を見失わずにすみ

ここまで来れたのだと思います!

本当に 感謝です 💕

<自分の育ちを振り返るために>

その活動のうちの一つで、

お母さんたちの自助グループがありました。

アメリカで勉強して帰ってきたばかりの先生を

ファシリテーターとしてお呼びして

ワークを定期的に開き、そこに参加していました。

ワーク前日のお風呂の湯船の中で

わかっているか否か、

1歳過ぎの娘に向かって

真剣に、丁寧に

明日のスケジュールを一生懸命説明をし、

「よろしく頼む」とお願いをしました。

そうやって、ワークの間、

ベビーシッターさんに預けました。

大泣きしてましたけれどね😅

帰宅してからは、ぐずることなく

スムーズに過ごせました。

そのファシリテーターの先生が

ワークの参考文献として紹介してくださったのが、

ティク・ナット・ハン老師の「マインドフルネス」と

佐藤初女さんの「いのちのうつしかえ」の記事でした。

佐藤初女さんが、天に還られたと聞いた時

何か手元において置きたくて探した本です。

<いのちの うつしかえの瞬間>

初女さんの「いのちのうつしかえ」のお話。

私は、このお話が 大好きです。

野菜たちが、野菜としての いのちを終え、

私たちの身体にはいり、生涯一緒に生き続ける。

その瞬間、「透明」になるというのです。

以前紹介した「陰陽調和料理」をしていると

毎回、鍋の蓋を開けるたびに、

その瞬間に立ち会うことができます。

本当に美しい輝きを放っています。

毎回、「クッ」と胸がなるのです。

初女さんのような信仰心を私は持っていないので

初女さんほどには 感じられていないかもしれないけれど

本当の意味を感じられる日が

いつか来ることを思いながら、

今日も 鍋の蓋を取ることにしましょう。