感情の海の 自分なりの泳ぎ方を工夫しよう
アートセラピー は、その助けになります。
最近 話題にされることが増えた
「HSP(Highly Sensitive Person)」や
「HSC(Highly Sensitive Child)」。
「繊細さん」「繊細くん」とも呼ばれていますね。
今日は、そのお話です。
先日、全国にいるアトリエ主宰仲間のお一人から連絡があって
NHK E TV特集にて放映された
「繊細くんたちの夏」を観ました。
ご覧になった方もいらっしゃるのではないでしょうか?
最初は、
娘のことを思いながら観ていました。
なぜなら
階下の扉が小さく「キィィー」と軋む音で
大泣きをするような新生児だったのです。
しばらくすると、
自分が苦しくなっているのに気づきました。
自分の子ども時代を
思い出していたんですね。
当時は HSCやHSPという言葉もなく、
知らないから、理解もなく、
私も よくわからないまま
離人状態になって 自分を守っていたようです。
今は、
HSCである子どもたちを
理解しようとしてくれる大人たちが
増えてきていることが
とても嬉しいです!
番組の中で
色で気持ちを表現するものがありましたね。
あのワークに似たような絵を、
私も描いていた時期がありました。
それは、
大人になってからのこと。
ある講座の色彩ワークで、
「いつも人の感情に埋れていて
自分がどこにいるのか わからない!」と言いながら
絵を描いていました。
その後も、堰を切ったように
たくさん絵を描き、
子どもの頃から 何年も封印している感情を
どんどん 吐き出していきました。
辛い感情は
感じないようにしているので
その感情を捕まえるのが大変でした
でも、
色彩表現だと、安全に「今 ここ」に
感情を留めておけるのです。
そして
言語化して手放す。
時間はかかりましたが、
丁寧に続けていくことで
生きづらさが 緩和されてきました。
「みんなが ハッピーでいて欲しい」と
争いを避ける面が
私にも ありました。
アートセラピー を続ける中で気づいた、
「本当の意味で
みんな(他者)を大事にするとは
どういうことか」 ということ。
その 自分なりの答えを出した今は、
その辛さを感じてはいても
飲み込まれることはなくなりました。
そして 今は
栄養面や身体面のことなど
もっと視野を広げて工夫できるようになりました。
たまに
感情の海に溺れそうになりますが
なんとなく 泳いでいます。
アトリエにも 繊細くんや繊細さんが来ます。
だからといって 特別なことはしません。
そもそも アトリエの場は、
安全で 安心して
自由表現・自由創作ができる場だからです。
そんな特別扱いされない
ありのままの自分で 自己表現しながら
アトリエで過ごすことで
生きる力を たくさん磨いていって欲しいです。
泳いでいく方法は、同じところもあるし
ひとりひとり違っている部分もある。
それを
丁寧に 見つけていって
あなたの 豊かな人生を生きてほしい。
私も、できる限り 一緒に探していくお手伝いをしたいです。

「いろんなもの・人・環境の中に、美しいもの(その人らしさ)を見つけ見出すことが好き。」
描いたあと「自分の感情、感覚から逃げない」と決意。