闇を統合するには光がたくさん必要

さて、最近「引きこもり」の話を
メルマガでしています。

「引きこもり」って
あなたは、どんな印象を持っていますか?

よくニュースになっている話題からだと
何年も引きこもって 暴れている…など
悪いイメージでしょうか?

私は「引きこもり」は大事な
ひとつの その人の「状態」だと
思っています。

なので、引きこもりは悪くないけれど、
ずーっと引きこもっていることが問題。
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出たり、引きこもったり、
自分の必要に応じて、
自由自在に
その状態になれることが大事です。

「引きこもり」は
前回のメルマガでお話しましたが、
「安心して一人でいられる場所」です。

アトリエっ子の創作の様子から見ると、

棚とシートの間の薄暗いところにいる時、
誰の目につかないソファで一人でいる時、
ダンボールの家の中に誰も入れず
一人でいる時など、

共通しているのは、
ちょっと「薄暗い」ですね。

この薄暗い場所にいるという「闇体験」は、
いわば  母親の胎内にいるような感じ。
赤ちゃん返りしている状態とも言えます。

そして
ここから、出ていくためには
日頃から 自己表現することが大事。

自己表現した時否定されてばかりだったり
作品を粗末に扱われたりしたら、
出て行きたくなってしまう。

そのためには
「光」の体験が必要です。

子どもたちにとって
1番の「光の体験」はなんでしょう?

(省略)

思いっきり甘えさせてあげることが
大事です。

スキンシップを多くとったり、
抱っこしたり、
膝の上に乗ってきたら乗せてあげる、
など。

そういう 「触れた/触れられた」感覚を通して
心のエネルギー充電して
「光の体験」をします。

(省略)

そして
この「光の体験」で満たされてくると
自分の内面に向かう色「青(孤独)」の世界を
十分味わい、

光と闇を統合して 精神的自立へ
この大事な思春期を
成長していくことでしょう。

(2020年10月15日メルマガより抜粋)

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