(2020年10月9日発行メルマガより)
世界で最高の幼児教育といわれる
「レッジョ・エミリア教育」を取り入れている
イタリアの施設長さんに聞いてみた。
「創造性豊かな子どもに育てるには
何が一番必要ですか?」
* * *
こんにちは。
アトリエの大西一惠です。
今日は、いつも会場を提供してくださっている
アトリエのオーナーさんから伺ったお話を
あなたにも シェアしたいと思います。
「レッジョ・エミリア教育」って
聞いたことありますか?
北イタリアのレッジョ・エミリア市発祥で
子ども一人ひとりの個性を尊重し、
アート表現、プロジェクト活動などを通して
自分で考えて自分で行動する「自律性」と
自分の意見・気持ちをしっかり持ちながら、
お友だちとも関わっていく「協調性」が
育まれていく教育です。
(アトリエの主旨と重なる点が多いです!)
アトリエ会場のオーナーさんも
幼児教育に造詣が深く
過去、イタリアまで勉強しにいったそうです。
その時に施設長の先生に
上記のように
「創造性豊かな子どもに育てるのに
大事なことは何か」と質問されました。
しばらく考えたのち返ってきた言葉は
「道具をきちんと使えること」だったそうです。
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さすが、現場で実践なさっている言葉は
違いますね!
すごく納得しました!
子どもたちって
道具が大好きなんですよ。
アトリエでも
創作せずに お道具箱の中を探って、
ひたすら 道具を調べている人もいます。
では
「道具が創造性を高める」って
どういうことでしょう?
例えば、お料理をする場合で
考えてみてください。
美味しいトマトが手に入ったとします。
そのまま ナマで
丸かじりしても美味しいですね!
さらに、美味しいナスが
手に入ったとします。
何も 道具がなければ、
トマトとナス、組み合わせること
難しいですよね。
トマトとナス、
順番こに かじるくらい?(苦笑)
でも他に
包丁、まな板、フライパンという
道具があったら、
トマトとナスで
パスタが作れますね!
さらに、
トマトスープ、
トマトのマリネサラダ、
トマトを使ってミートソース、
ミネストローネ…などなど、
創造性を発揮して、
いろんなヴァリエーションで
様々な料理を作ることができますね!
さらに
これを人生に当てはめてみてください!
トマトやナスといった食材に当たるのが
世の中にあふれすぎている様々な情報、
そして
出会う人、出会う出来事、になりますね。
そのままでは 一つひとつはバラバラな情報。
でも
道具を使うように
取捨選択したり、組み合わせたり。
そうやって
あなたオリジナルな素敵な人生が
紡がれていきます。
お子さんがアート表現を続けるって
そういう力を育てていることになるんです。
もちろん、
良いものを作るには
良い材料を見分ける
自分自身の感性が必要です。
他にもあると思いますが、
今日は 道具に着目してみました!
☆まとめ☆
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道具は
現実化、つまり創造していくための
大事なツールのひとつである!
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次回は、
この道具の使い方にまつわる
お話の続きを書きますね。
ではでは
またメールします!
※アトリエ会場のオーナーさんのホームページ
株式会社キンダーネットワーク
http://www.kinder-network.com
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