20200925 キンダークラス

こんにちは。

お彼岸が過ぎてから、

だいぶ涼しくなってきましたね。

暑さが ちょっと ゆるまると

ホッとして 夏の疲れが出てきたり、

秋に向けて 身体が変わっていく時期は

ちょっと体調が悪くなったりします。

 

子どもたちの創作を見ていると

体調と季節の変化というような

自然界のバイオリズムに添って

生きていることがわかるような作品に出会うことがあります。

今日の作品は、まさに そんな作品でした。

「あき」と白い粘土で これから来る季節の文字を創っています。

「白」が表現されるときは、

「白紙に戻す」という言葉があるように

リセットされる何かがあった時が多いです。

夏の終わりを もしかしたら 表現しているのかもしれませんね!

また

プラ板上の インクが滲む様子が気になり、

それを楽しんでいたことからは、

水の要素のリラックス感が

夏の暑さの緊張を溶かしていくような

体調の変化も感じられているのかもしれません。

 

この作品は、以前、他のお子さん(2歳)のものです。

ちょうど立春を迎えたばかりの頃です。

まだまだ寒い時期でしたが、

冷たい大地の下には、

その先に咲くであろう花と

注がれるであろう 陽の光を

先取りした表現になっているように感じます。

 

季節感が薄くなってしまった現代生活の中ですが、

子どもたちの中には

まだまだ本能的に 季節を感じる感覚が生きているのですね!

こんなふうに 大自然の一部である自分を

思い出させてくれる作品を見ると

自分たちの中にあるけれど

忘れてしまった感覚を

呼び起こされるように感じられますね。